<< セリフに「ククク・・・」を付けると悪くなる <<
>> テニスの王子様であった気がするセリフ >>
1
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 17:03:42.60 ID:hsykMDTR0
男「ややっ!地面に不自然なくぼみが!落とし穴に違いない!」
女「だろうな。男、行くのはやめといた方がいい。」
男「しかしっ!危険に身を投じて真実を見るのが男の使命!
命がけで踏み込んだらぁ!うぉぉぉぉ!!」
ドスン
女「…【君子危うきに近寄らず】賢い者は危ないところに自ら近づかないものだ。
この場合私が”君子”だな。ふふん(笑)
ちなみに男の理論だと全世界の男をバカ呼ばわりしている。男、謝れ。」
男「まず助けろ」
7
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 17:38:18.03 ID:koJjW2uB0
為になるじゃないか
2
あてはめがむりやり 2007/03/03(土) 17:05:00.77 ID:hsykMDTR0
男「女、乳のサイズはいくつだ?」
女「…B、だ。」
男「ってことはDくらいには憧れるよな?やっぱ巨乳だよな?」
女「…【井の中の蛙大海を知らず】己の考えだけで世界を完結させ、
自分がすべて、周りも同様と思い込む、まさに今の君だ男。何も女は乳がすべてではない。
底から君は理解しているのか?いいや、していないはずだ、
じゃなければさっきのような台詞間違っても出てきやしない。それに
乳なんて只の脂肪のかたまりじゃないか、
それをなにが自信満々に「乳のサイズさおしえてくんろ」だ。
死ね、一回死ね。気分を害した。帰る」
男「…あれは新ジャンル「マシンガン」…」
3
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 17:05:42.34 ID:hsykMDTR0
女「【弘法も筆の誤り】どんなに卓越した技術を持った人でも、その分野において
失敗する事もある、つまり今君が私の手料理に苦しんでいるのも何かの間違いだ。
顔が紫色だぞ、大丈夫か男」
男「…」
女「【返事がない、只の屍のようだ】名言だ。」
5
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 17:07:05.76 ID:hsykMDTR0
男「しりとり」
女「【理屈と膏薬はどこへでも付く】理屈をつけようとすれば、
どのようにもこじつけることができるということだ。
屁理屈をこねる、まるで男のような人のことを言う。 」
男「…うさぎ」
女「【牛首を懸けて馬肉を売る】いってる事とやってる事が違う事をいう。」
男「…”う”でしか回す気ないだろ」
女「もちろん」
8
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 17:40:27.58 ID:/9UzCZDZ0
これは普通にありだな
12
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 19:17:50.13 ID:3hYuHghvO
これはいい
17
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 21:05:32.75 ID:hsykMDTR0
男「ところで女、最近やつれてないか?」
女「【聞いて極楽見て地獄】聞くと見るとじゃ大違いとゆうことだな。三万円を上納して
他の会員を紹介すれば自分が儲かるという話…しかし結果は大赤字だ…なぁ、どう思う」
男「今時マルチにかかるやつっていたんだな…」
女「【金石の交わり】固く結ばれた友情…すなわち私と男のようなものだな。
だから男、とりあえず私に三万を払え」
男「やなこった」
18
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 21:07:27.40 ID:uJ0P8oIH0
俺も書いてみた
男「へ~ここが女の家か~。おじゃましま~す」
女「どうぞ」
男「やっぱり女はちゃんと部屋キレイにしてr・・・うおわっ!?何脱いでるんだ?」
女「【郷に入らば郷に従え】だ。君も脱げ」
男「なんでお前の部屋そんなルールあるんだよ・・・」
女「//////」
21
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 21:11:45.31 ID:49IlxHHO0
>>18
俺は好きだぜ
22
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 21:12:07.91 ID:hsykMDTR0
先生「よっし!授業をおわるぞー。課題の提出期限な、明日までだけど、無理はするな。
体を壊してまでやろうとするんじゃないぞ?それだけ守ってくれれば実際いつでも構わん」
男「んーいい先生だ。生徒に対するいたわりがあって実にいい」
女「【威ありて猛からず】威厳を持っているのに、優しいから荒々しくない、指導者の理想だ。
君たちもそうゆう人にならねばならんぞ」
男「誰にいってるんだ」
女「世間の男だ。」
23
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 21:19:03.01 ID:hsykMDTR0
男「女さ、口の悪さがなければ完璧だよな。スタイルよくてあたまもよくて、
顔もきれいだし」
女「…【息の臭きは主知らず】自分の醜態など自分では見えないもの、
君の言葉が本当かどうか証明もできない…本当に私は、醜くないか?」
男「お前らしくないなーネガティブになっちゃって。どうした?」
女「たまに、そんな事を考えてな?怖くなるんだ、自分の存在が、
どれだけ必要で、どれだけ不要なのか…」
男「…俺には必要さ。お前がいないと、俺の存在価値までなくなる」
女「…うん。ありがとう…」
25
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 21:27:01.63 ID:hsykMDTR0
男「あー彼女欲しいなぁ…」
女「…【医者がとらなきゃ坊主がとる】という言葉がある。生死をさまよう病人に使う言葉だが、
今の君なら医者も坊主にもとれないだろうな。鈍感め。」
男「…なんかよくわからないけど貶された?」
女「事実だ。目の前にいい女がいるのに見向きもしない…鈍感め」
男「あー…つまりはそう言う事か…?」
女「やっと気づいたか、鈍感めぇ…」
28
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 21:38:02.03 ID:hsykMDTR0
女「…【魚の目に水見えず、人の目に空見えず】大事なものは得てして認識しづらい,ということだな…
君がいなくなってからやっと、どれだけ君が好きかわかったんだ…皮肉だな…
今なら、今ならどれだけでもいってやれるんだ、君が好きだ、大好きだ、
つきあってくれ結婚してくれ生涯一緒にいてくれ…もう届かないのか?
この思いも言葉も…」
男「いや、俺が死んだ夢見ただけでそんな感情的になられても」
29
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 21:43:26.53 ID:hsykMDTR0
>>28
女が落ちついた直後
女「取り乱してすまなかった」
男「いやまぁいいんだが…もっかいさっきの言ってくれ。
俺の事どう思ってる?」
女「…何とも」
男「でもさっきは」
女「【牛の角を蜂が刺す】今更その事を突きつけられても痛くも痒くもない。
言ってしまったのは事実だから認めよう。だが、その事実、認めるまで少し時間をくれ」
男「…おk。」
33
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 23:02:16.09 ID:hsykMDTR0
男「はぁ…」
女「…【喪家の狗】やせて元気のない人を言う言葉だが…どうした?そんなに疲れた顔をして」
男「ここの所、宗教勧誘が激しくてな…創価学会ってやつ」
女「……【創価の狗】のせいで【喪家の狗】という訳か」
男「誰がうまい事を言えと」
34
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 23:06:36.16 ID:hsykMDTR0
女「はぁ…」
男「さっきと立場逆転か。どうした?」
女「…【煮え湯を飲まされる】信じた者に裏切られたのだ…」
男「何があったんだ?そこまで言うってことは結構深刻な話だろ?」
女「聞いてくれるか?…妹がプリンを」
男「もういい」
35
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 23:14:01.85 ID:hsykMDTR0
女「【若いときの苦労は買うてもせよ】…いい言葉だ。うん」
男「俺はわからんなぁ…若いうちしかできないから遊ぶんだと思うんだが…」
女「戦陣が残した現代人へのアドバイスだ。少しは耳を傾けてみないか?」
男「【若きときは遊べ】作・男。どうだ?」
女「すでにその言葉、今の若者の胸に燦然と輝いているに違いないな。」
36
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 23:15:12.51 ID:t66MkcJ/0
女「なあ」
男「ん?」
女「その、なんというか、だな……」
男「どうしたよ?」
女「……ええい、【迂遠の空論】だな。この際、はっきりしよう」
男「は? ホントどうした? あ、どうでもいいけど、このCD借りていっていいか?」
女「こっちを向け」
男「どうしたよ? っと、な、なんだ?」
女「い、いいから、だ、抱きしめてみろ。その、なんだ【虎穴に入らずんば虎子を得ず】という奴でな」
男「用法が違うような……でもまぁ、いいか。これは、好意的にとってもいいのか?」
女「それ以外に何がある?」
男「いや、他にといわれても……子を得ずってのは、つまり子供の頃だよな。つまり穴に入らなきゃ──」
女「何を考えている?」
男「……いやだから」
女「二度は言わん。【仏の顔も三度まで】だ」
男「三回まで大丈夫なのか」
女「……殴るぞ」
こうですか、わかりません><
39
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 23:27:01.61 ID:hsykMDTR0
>>36
萌え死んだw
女「【水火を辞せず】どんな苦難にも挫折、妥協を許さない覚悟で今日は君を呼んだ。」
男「ふむ。で、いったいどうした? 」
女「わ…わたしと、つきあt『おーい男ー!』」
男「まてー!すぐ行くー!すまん女、後でな!」
女「…」
女「落ち着け、【人を呪わば穴二つ】…墓穴は掘らない…
あの男を憎んじゃいけなぁぁいぃ…(ギリギリ…)」
41
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 23:30:24.96 ID:hsykMDTR0
男「うわっ!めちゃくちゃ絵うまいな!」
女「【好きこそ物の上手なれ】というしな。昔から絵は好きだった。風景画は特にな。」
男「ふぅん…こっちの裏返ってるキャンバス群、見てもいい?」
女「好きにしてくれ…今筆が…!まて!それは!」
男「…これ、俺?」
女「…あーもう人の話は聞いてくれ…【顔から火が出る】のまんまだ…」
男「う…すまん…」
ふたりそろって真っ赤だったとさ
42
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 23:34:56.31 ID:hsykMDTR0
男「しかしほんとにことわざを会話に織り交ぜてくるなぁ…」
女「【雀百まで踊り忘れず】…幼いときに身につけた事だから、恐らく死ぬまでやるだろうね」
男「一生それ聞いてすごせたらいいなぁ…」
女「っ!なにをっ!?」
男「ハッハッハー!それではまた来週だーマイスイートハニー!」
女「ちょっまてっ!…馬鹿…」
46
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 23:48:43.54 ID:hsykMDTR0
女「【胸に一物】…心にある企み…人は皆持っているのだろうか?」
男「今のことわざもっかい」
女「…?【胸に一物】…あっ」
男「酷く興奮しますなw」
女「この馬鹿ー!」
48
愛のVIP戦士 2007/03/03(土) 23:53:40.24 ID:hsykMDTR0
女「【無理が通れば道理が引っ込む】。私はさっきまさにそれを見た。」
男「何を見たんだ?」
女「そこの教室で男子生徒が女子生徒に脅しを」
男「先生ー!先生いー!!」
50
愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 00:00:23.84 ID:srnrwReB0
女「……んぅ、しまった。もう昼休みか」
男「眠そうだな。夜更かしでもしてたのか?」
女「【生兵法は大怪我のもと】というからな。少しずつやってはみているのだが……」
男「? 何の話だ?」
女「っ! い、いや、【口が滑った】が、忘れてくれ」
男「お前、正直だよな」
女「頼む、訊かないでくれ」
男「その手の怪我についても?」
女「こ、これは、その【盗っ人の昼寝】というやつで、その……い、いや、忘れろ」
男「わかった、わかった。このまま喋ってたら、幾らでも吐いてくれそうだから、やめとくよ」
女「ごめん……」
男「【口は災いのもと】だな」
・ ・ ・
女「ほ、ほら、受け取ってくれ」
男「ん? これ……手編み?」
女「なかなか大変だった。【怪我の功名】と言うべきか」
男「言い得て妙だけど、用法が違うって。でも、ありがとな。確かに大変だったみたいだ」
女「長さ、足りるか? 【言うは易し行うは難し】とはよく言ったものだ」
男「あったかいよ。もうすぐ春だけど」
女「あ、う……」
ほすほす
51
◆1hcZ/FiiJ2 2007/03/04(日) 00:00:34.78 ID:29JRwLij0
男「見ろ。サクランボの茎を口の中で結んだ。」
女「くだらない…もっとマシな事を身につけたらどうだ?」
男「【早飯も芸のうち】ってな。くだらない事でも芸は芸だぜ?」
女「なっ…君にことわざで説教を食らうとは…」
男「それに、舌が器用なやつはキスがうまいらしいぜ?」
女「!!」
55
愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 00:09:46.22 ID:29JRwLij0
個人的に萌えっぽく
男「お、お前米炊き上手だな!うまい!」
女「は、、はは、【始めちょろちょろ中ぱっぱ赤子泣くとも蓋取るな】といってな、
その通りにやったんだが…おいしいか?」
男「うんっ!嫁にしたいくらいだ!」
女「わ、わぁ、わわ、わたしならいつでも…」
ジリリリリリリリ!
ガバッ
女「…夢、か。」
女「…弁当、作ってみるか…」
62
愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 01:06:42.18 ID:Z2iJKg730
川原泉の「笑う大天使」にこんなキャラいたよな…………男だけど
63
愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 01:20:08.90 ID:29JRwLij0
自己保守
66
愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 02:15:26.01 ID:29JRwLij0
長いのいきます。
数時間前の自分の言葉が、頭に響いて痛い。
事の起こりは放課後。このところ暴言罵倒ばかり言われてイライラしているところへ
『【馬の耳に念仏】バカな君には何を言っても分かってもらえないみたいだ』と言われたことだった。
「うるさいっ!」彼女がビクっと震えたのが分かった。
ここだ。ここで怒鳴らなければ…流してさえいれば…
「いつもいつも分けわかんない言葉で罵ってばっかでたのしいか!?
自分の言葉じゃない人の言葉だけで話して…自分って意識もないくせに!
もう寄るな!顔も見たくない!」
それだけ言って、俺は走って帰ってきたのだ。
はじめのうちは、明日になれば普通に接しきれるさと思っていた。
しかし落ちついてくるにつれて、不安が増してきた。
本当に許してくれるのか、話せるのか…
「むこうにだっていい薬だ…」
誰に言うでもなく、そうつぶやいてベッドに潜った。
時間はまだ八時だというのに、妙に眠りたかった。
67
愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 02:16:16.26 ID:29JRwLij0
翌朝、教室のドアを開け、自分の席につくと、女がトコトコと話しかけにやってきた
『あの…男、くん』
…くん?呼び捨てだったのがくん付け?気まずいのだろうか…
そう思ってフレンドリーに
「おはよう女!昨日はごめん…イライラしてて」
と、優しく言ってみたが…
『いいの、私が悪かったんだから…気にするn…しないでください』
やはりおかしい。むりやり、言い直すくらいに敬語で話す。
「女、もしかして」
昨日言った事気にしているのか、と続けようとしたが、チャイムによって阻まれてしまった。
同時にさぁ席につけと担任が入ってくる。女もそそくさと席に戻った。
…今日ほど担任を恨んだ日はない
『男くん、一緒に帰りませんか?』
それから毎日、敬語は続いた
『男くん、今日の授業難しかったですね』
いやによそよそしい。最初はこれでもいいかと思ったが
『もう!男くんおもしろーい!』
馬鹿話をしてもこんな調子である。
心にくすぶる、大きな違和感の火
今までの関係がどれだけ心地よかったか、こうなると嫌でも分かる
女には前のように気丈な喋りと難しい話をしてほしかった
68
愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 02:17:02.65 ID:29JRwLij0
「なぁ女」
喧嘩から二週間、俺は女を公園に呼び出した
「気にしてるのか?喋り方の事」
唐突すぎる俺の話にビクっと、また彼女の体が震えた。
「あんなの感情を抑えきれなくて出た言葉だ。本心じゃない!だから」
そこまで言ったところで、彼女が何かつぶやいた
『…で』
「?」
『気休めなんて言わないで!』
聞いた事もないような、彼女の大声。
脳が音を立てて止まる
『そうやって口に出たんだもの!そう思ってたんでしょ!?ずっとずっと!
気持ち悪い女っておもってたんでしょ!?』
ヒステリックな叫びが響く
『君に嫌われるくらいなら喋りなんていくらでも直すつもりでやってるのに!
…勝手すぎるよ!』
女はそう叫んで、並木道を逃げるように走って行った。
俺は脳に無理矢理今の言葉を叩き込もうとして、その場に立ち止まったまま動けなかった。
視界に映るレンガの地面と落ち葉と夕日が、滲んでいった
69
愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 02:17:45.86 ID:29JRwLij0
「…」
気がついたら家にいた。というか、無意識に歩いてきていたんだろう。
部屋に入り、ベッドに転がる。
天井は無表情のまま、俺を睨み返していた
そのまま数時間は経っただろうか、しかし十数分にも思える
何気なく、ベッドの上に転がったまま、首だけを動かして床を見る。
一冊だけ、本が転がっていた。
自慢じゃないが俺は潔癖性で、こんな本が転がってたらすぐに気づく。
…それだけ動揺していたのか、と自らを嘲笑しながら本を手にし、本棚へ…
しかしては途中で止まってしまった。本の背表紙に書いてある文字をつぶやいてしまう
「ことわざ事典…」
女が結構前に貸してくれた本だった。
なにげなく、あるいは女を少しだけでも感じたかったのかもしれない
俺は本を開いた。
ずらりと言葉が並ぶ
【青菜に塩】、【赤子の手をひねる】、【秋の日はつるべ落とし】
意味にも目を通していく。
俺の目はあることわざで止まった
【身から出た錆】誰のせいでもなく、自分のした事で自分が苦しむ
まさに今の俺じゃないか。今の俺は錆だらけ…
昔のように綺麗に戻るには?…磨き上げるしかない。
磨く…戻る?…じゃぁ、これで説得するしかないじゃないか!
少しだけど道が見えた
俺はすぐさま、机に向かった
70
愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 02:19:18.85 ID:29JRwLij0
学校を三日さぼって勉強を続け、三日目の放課後、帰り道で女を待ち伏せた
『あ…男…くん…』
やはり何か気まずそうだ。
直後に女は方向転換をして逃げる体制に入ったのだが…
「逃げるな。話を聞け。」
ゆっくりと優しく、だが威厳を持って言う。
女は、足を止めてくれた
「【威ありて猛からず】…目指してみた。」
『…!』
目がいっぱいまで開いている。まだまだ攻める
「【息の臭きは主知らず】っていってたな。俺も結局そうで、まったく嫌になる。
お前を傷つけて気づいてないんだもんな」
『…』
「【魚の目に水見えず、人の目に空見えず】、ほんとにそうだ、無くしてからやっと気づいた…
お前の、口の悪いとこ、堅物なところ、それを含めたお前が、大好きなんだ」
『…!』
「【好きこそ物の上手なれ】といえど【猿も木から落ちる】んだ。
間違いだと思って、許してやってくれないか?」
長い台詞、この三日間の集大成。彼女のために紡いだ言葉たち。
先人の知恵、その結集。彼女はうつむいてた。…が
『このっ…バカー!』
「げふうっ!」
そう叫んで体当たりをしてきた。【効果は抜群だ】。
71
愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 02:20:04.77 ID:29JRwLij0
『つらかった!私の事は何一つ分かってもらえないのかって!
だから口が悪くなってそれで…私だって…大好きなのにっ!』
彼女は泣いていた。三日前に見た、悲しい涙じゃない。
日の光を写して、綺麗なオレンジ色だった。
「理解してやるのが遅くて、ごめん」
『うぇっ…ふぇぇぇぇ…』
・
・
・
落ちつくまで、どれだけの時間が流れただろう
太陽は沈んで、月があたりを照らしていた。
「落ちついたか?」
『落ちついている。目を見てみろ。【目は口ほどに物を言う】からな』
彼女の目は、とても澄み切っていた。瞳は笑いを浮かべて―
『膝を貸せ。』
人が物思いに耽っていると、急に彼女は膝に頭を乗せ、仰向けに転がった。
72
愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 02:20:53.68 ID:29JRwLij0
『月がよく見える…』
…やっぱり、瞳は笑いを浮かべていて、吸い込まれそうで…
吸い込まれて…
唇が、重なってしまう。お互い目は閉じない。
【目は口ほどに物を言う】と言ってしまった以上、目で相手の愛情を確認してしまう。
確かに、愛していると、語られているような気になる。
そっと唇を離して
「これからも、よろしくな」とだけつぶやいた。
膝の上で、頭がうなずいたのを感じた
月は、無表情な天井の何倍も高いところから、俺らを見下ろしていた。
ただ、優しい笑みを浮かべて。
73
愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 02:30:28.65 ID:29JRwLij0
『男!遅いぞ!』
「ちょ…五分だけだからおこるな…って…ゼーハー…」
初デート、待ち合わせに遅刻した俺は必死に謝っている。
『ぜったいお前より早く来るっていってなかったか?【聞いて極楽見て地獄】かね、男?】
「くむぅっ…いいじゃないか、緊張で昨日眠れなかったんだから」
精一杯のいい訳をしてみる。
緊張して眠れなかったのは嘘ではないのだが
『まぁいいさ。【愛があれば時間などいくらでも出せる】というしな。』
「ん?そんなん初めて聞いたぞ?」
すると女は得意そうな笑みを浮かべて
『今作った。私の格言だ』
と言った
その姿が可愛くて仕方なかった
『さぁ!どこに連れて行ってくれる!
【何が起きても気分はヘのへのカッパ】だ!』
「それはちがうだろ」
これから先、どんな苦難があっても【水火を辞せず】の心持ちで
僕と彼女は生きていく。
その中で紡がれる言葉たちは、過去の偉人が残した言葉で生まれた、
新しい愛の言葉。
この先、どれだけの言葉が紡がれていくだろう
その答えは、彼らだけが知り得るのだろう
紡がれた言葉が、あなたが言葉を紡ぐ力になりますように
(了)
74
愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 02:39:27.64 ID:29JRwLij0
これで俺が語る勉強ジャンル「ことわざ」はひとまずおしまい
このジャンルは個人的にいろんな願いを込めてるから
それをVIPのみんなが何かちょっとでも感じてくれたら
このジャンルで、あるいは違う場所で、自分で言葉を紡いでほしい。
最後にも書いたように、この話が、誰かのちょっとした文章のきっかけに、
あるいは、荒んだ心をいやすきっかけになればいいなと思う。
そんな大層な物じゃないと思いながらも、そうあってほしいなと思う
じゃぁ、また短編とかで。ノシ
75
愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 02:40:04.96 ID:jxbxToCU0
(゚д゚)
これはまさに高材疾足 感動した
83
愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 07:08:35.22 ID:Uy57rwXw0
これは良スレ
84
愛のVIP戦士 2007/03/04(日) 09:03:36.91 ID:29JRwLij0
おはよう
男「なぁ女、どうしようもないくらいの喜びをなんて表現する?」
女「【薮から棒に】なんとも唐突だな…何かあったのか?」
男「んー…なんでもないけどさ、いいから教えてくれよ」
女「ことわざでなくていいなら…【狂喜乱舞】だろう。
いまの君みたいな状態を言う」
男「そうか…へへへ」
女「何だその締まりのない笑いは…」
男「いいだろ?【笑う門には福来たる】っていうしさ。」
女「まぁな…結局何が嬉しいんだ?」
男「昨日東鳩2を全クリs」
女「【エターナルフォースブリザード】
相手は死ぬ」男「アッー!」
すごい技考えた新ジャンル「花」新ジャンル「ジョジョ否定」新ジャンル「策略姉妹」新ジャンル「てゅんデレ」新春ジャンル「お正月」新ジャンル『ダルシム』新ジャンル 『DIO』新ジャンル「歌舞伎妹」 その1新ジャンル「口だけ冷静」新ジャンル「クール痴女」 その1新ジャンル「ケータイ」ジョジョの奇妙な新ジャンル新ジャンル・デュエリスト新スタイル「胸スカート」新ジャンル「ギルガメッシュ」新ジャンル「んもう!」裏新ジャンル「猫耳」新ジャンル「黒ツンデレ」新ジャンル「脳内実況」新ジャンル「強気お嬢様」新ジャンル「ほぼ無反応」 続き 続きの続き新ジャンル「全身性感帯」新ジャンル「バーボンハウス」新ジャンル「現実」新ジャンル「誤解殺気」新ジャンル(?)「素直すぎる」新ジャンル 「優しい邪気眼」新ジャンル「なんか偉そう」新ジャンル:「孤独」新ジャンル「鸚鵡返し」新ジャンル「ヌードルオナニー」新ジャンル「ルパン三世の銭形が幼女」新ジャンル「肉食女子高生」新ジャンル「パソコン」新ジャンル「妹はvipper」新ジャンル「児玉 清」新ジャンル:実は女だった内気な奴新ジャンル「素直ヒート」新ジャンル「ロリ熟女」新ジャンル「もしもクラス全員がVIPPERだったら」新ジャンル「o(´□`o)ぽんぽん!」新ジャンル 「内臓」 新ジャンル「ツンウザ」新ジャンル「プロセス」新ジャンル「ツン辺」新ジャンル「他人」新ジャンル「ツンパンジー」新ジャンル「変態クール」新ジャンル ツンバカ 続き新ジャンル「ツンドロ」
- 2007/03/05(月) 02:00|
- ニュー速 VIP|
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