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自分のクラスでバトロワする妄想した奴ちょっとこい その5

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この物語はフィクションです。実際の人物・団体には一切関係ありません

251 2007/01/07(日) 20:35:38.13 ID:s936oG6t0
「じゃ、これからの行動を説明するぞ」
 館入の背負っているリュックは、俺のリュックの倍くらいの大きさがある。
 何が入っているのだろう。気になったが、だいたいは予想が出来る。パソコン関係の何かだろう。
「渡部桂湖が潜む教官室へ向かう」
「え? な、何でだよ?」
 館入は面倒臭そうな顔をこっちにむける。おい館入。俺はお前と違って凡人なのだよ。
 わかるわけないじゃない。お前の作戦の目的なんて。
「今俺の手には、ガソリン入りペットボトルがある」
 そう言って館入は自分のリュックから2ℓペットボトルを取り出した。
 暗くてよく見えないが、その中にガソリンが入っているのだろう。
「そして渡部桂湖はライターを持っている。
彼女が所持しているライターとガソリンがあれば、一網打尽が可能になる」
 何故渡部がライターを持っているのがわかったの?という質問が頭に浮かんだが止めて置くことにした。
 盗聴してわかったのであろう。位置も、所持物も。ああ恐ろしい。
「今からC階段を降りる。そして止まらずに教官室へ行く」
 館入は、教室を出た。
「おい館入、大事なPSP忘れてる」
「それ前田の武器だぞ」
 俺たちは、第二美術室を出た。



256 2007/01/07(日) 20:39:54.32 ID:s936oG6t0

<回顧>
 
 
 マミはまだ寝ていた。 
 気持ち良さそうに、すやすやと。
 もうそろそろマミを起こして、作戦を練りたい。
 しかし、マミの精神的なショックは大きいだろう。
 疲れているだろう。それを思い、もう少し寝かせてやることにした。
 俺は3時間前のマミの様子を思い出す。
 放心状態。そんな言葉がぴったりだった。 
 マミはA階段からふらふらと降りると、そのまま倒れこんだ。 
 一瞬死んだのかと思い焦ったが、ちゃんと息をしていた。
 なので相談室に運び、しばらく寝かせている。
 あれから3時間。銃声が数えるほどしたが、あとは全然音沙汰なし。
 一体あとどのくらい生きているのだろうか。
 ポケットに入っているマタマのカラシニコフを取り出し、眺める。
 黒い銃身がカッコイイ。だが、これはモデルガンではなくて本当の銃。
 心なしか、重かった。まだ弾も入っている。
 マタマは俺らを庇って死んだ。
 複雑な思いがこみ上げてくる。2学期にあいつをおちょっくていたことを思い出した。
 からかってもあいつは少し怒る素振りを見せるだけで、決して切れなかった。
 ……マタマは、弱虫なんじゃなくて優しかったんだな。
 そんな思いが頭をよぎった。
 
 マミはまだ寝ている。



258 2007/01/07(日) 20:42:31.16 ID:s936oG6t0
<必然>

「千明!!」 
 職員室の前の廊下にさしかかると、急に遠藤が走り出した。
 よくよく目を凝らすと、保健室の前に黒い塊が3個あるように見える。
 その黒い塊が死体だとわかったとき、猛烈な吐き気を催した。
 そういえば、この殺し合いが始まってから僕は死体を一体も見ていない。
 スケショウが首を吊っているのは見たが、影だけでリアルではなかった。
 今目の前には足が無い弘幸、首に矢が刺さって倒れている瞳、そして小原が倒れている。
 腐敗臭が鼻を突く。目まいがする。足の力が抜けて僕は廊下に座り込んでしまった。
「……えんどー?」
 今にも消えて無くなりそうな小原の声。
「千明! 大丈夫? ケガとかしてない?」
「ん……大丈夫」
 早口でまくしたてる遠藤の声と小さくか細い小原の声が対称的だ。
 どうやら小原は生きているらしい。だが、あの様子だと弱っているな。 
「コウタ。 千明をおんぶして5組に戻ろう」
 遠藤の声。僕は辛うじて立ち上がる。 
「……自分で持たないのかよ」
「早く!!」
「了解っ」
 怒鳴り声が2階に響く。
 力が入らない足で僕はよたよたと小原と遠藤の方へ向かった。
 遠藤に抱えられて小原は眠っていた。
 いや、気絶していたのかもしれない。



260 2007/01/07(日) 20:48:37.96 ID:s936oG6t0
安らかな寝顔。まさか、こいつが瞳と近藤を殺したなんて考えられない。
 瞳と弘幸が相討ちになった。そこに偶然小原が通りかかった。刺激が強すぎて気絶した。
 これしか考えられないな。
 僕は小原を背中に背負う。予想以上に軽かった。
「じゃ、戻ろうか」
 反応せずに無言で歩き出す遠藤。
 僕は地図を制服の右ポケットに放り込み、ゆっくりと歩き出した。
 皆、僕達が知らない所で派手に殺しあってるんだな。
 薄暗い廊下に、瞳と近藤の血が飛び散っているのが見えた。
 
 A階段前で、人に出くわしてしまった。
 時間が停止するのを感じた。
 僕の目の前に、拓朗とマミが立っていた。
 お互いの時間が、停止する。
 
「行け」
 一言拓朗が言った。その瞬間、僕は走り出した。
 さっきまで軽かった小原がやけに重く感じた。



262 2007/01/07(日) 20:52:25.21 ID:s936oG6t0
*

 自分が何をしたか、わかっているのか。
 私の前には、ポカンとしている美樹佳ちゃん。まだ倒れている彩那ちゃん。
 そして、気絶している奈々子ちゃん。
 
 私が、やったのだ。
 私のスタンガンで、奈々子ちゃんを気絶させた。
 仕様がなかった。気絶させなかったら、美樹佳ちゃんと彩那ちゃんが殺されてた。
 汗で手が湿っている。何だか寒くなってきた。
「……どうしよう」
 視界が歪む。
 逃げなくちゃ。奈々子ちゃんが、目覚める前に。
「チホ」
 背後から声が聞こえた。美樹佳ちゃんだ。
「逃げよ」
「うん」
 スタンガンをリュックに急いでいれて、私は視聴覚室から逃げた。
 美樹佳ちゃんが彩那ちゃんを背負ってその後に続く。
 とにかく走った。美術室の方へ。奈々子ちゃんが目覚める前に。
 疲れなど感じない。走った。走った。恐怖から、逃げた。
 C階段前、2階の突き当たりまで逃げた。
 とにかく走った。怖くて、怖くて。
 後ろを振り向く。



263 2007/01/07(日) 20:52:58.31 ID:s936oG6t0
 誰も居ない。
 
 美樹佳ちゃんは、どうなったのだろう。
 まさか。まさか……ありえない。
 奈々子ちゃんが気絶している限りそれはありえない。
 
 ものすごい悪寒に襲われた。
 


265 2007/01/07(日) 20:53:38.14 ID:s936oG6t0
<加害>
「別に………そんなこと、思ってないよ」
 声が聞こえる。
「……別に、私は殺し合いなんてしたくないよ」
「それも嘘なんでしょ?」
 ……ミキカ。そして……奈々子ちゃん?
「いや、嘘だね。だったらその血のついたサーベルは何さ? え?」
「…………これは、ね」
 お腹に激痛が走る。
「身を守るための道具、だよ。ニヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」
 痛い。痛い。とにかく痛い。
 悲鳴もあげられない。痛すぎる。
「アヤナっ!」
 ミキカちゃんの叫ぶ声が耳の中に入ってくる。
「安心してよ、ミキカちゃん」
 奈々子ちゃんの声がする。お腹の痛みがだんだんと激しくなっていく。
「あなたもアヤナちゃんと一緒に昇天させてあげるから」
「死ぬのはお前だろ!」
 銃声。
「…っ……っ!」
「死ね! 死ね! 死ね!」
 銃声で鼓膜が破けそうだ。私はしばし痛みを忘れた。銃声があまりにも大きくて。
 


266 2007/01/07(日) 20:54:44.49 ID:s936oG6t0
補足:ニヒャヒャヒャヒャが謎ですが、コピペですので。
   本物の奈々子ちゃんはおしとやかで、可愛い天然系でした。



267 2007/01/07(日) 20:55:28.12 ID:s936oG6t0
 何かが倒れる音がした。
 私の、そばに倒れる音がした。
 
「アヤナ! 大丈夫、アヤナ!!」
 ミキカのすがるような声。私は声を出そうとする。
 が、出ない。
 そういえばお腹の痛みもだんだん引いて来ている。
 ミキカが騒いでいるのもだんだん聞こえなくなってきた。

 また、何かが倒れる音がした。
「……痛っ」
 ミキカの声だ。
 おかしい。奈々子ちゃんはミキカに銃殺されたんじゃなかったのか。
「死ぬかと思ったじゃないの」
 
 包丁が、肉に刺さる。
 そんな音が聞こえた。
 
 【16人】



269 2007/01/07(日) 20:59:07.83 ID:s936oG6t0
「ぎゃあああああああああああああああああああああああ!!」 
 脇腹の次は、背中。
 背中の次は、右肩。
 右肩の次は、左肩。
 奈々子ちゃんが、私の肩にサーベルを刺している。
「防弾チョッキとか、思いつかなかったでしょ?」
 左肩に何度もサーベルを刺され、私の喉は悲鳴も出すことが出来なくなった。
「……痛いでしょ? 痛いでしょ? 私も痛かったのよ? 防弾チョッキでも、痛いものは痛いのよ?」
 意識が遠くならない。それどころか研ぎ澄まされていく。
「そーだ、あなたを使って桂湖ちゃんと奈央ちゃんをおびきよせようかなっ」
 奈々子ちゃんは私の髪の毛を掴む。
 激痛とともに、私は引きずられる体制をとってしまう。
「ほら、一階に行ったら助けてって叫ぶのよ。そしたら命は助けてやるからね。
もっとも、私が手を下すまもなく死ぬでしょうがねっ」
 アヤナは死んだだろう。おそらく。
 そして私も死ぬ。絶対。
 命乞いなんて、しない。
 そして、奈央と桂湖にも手を下させない。
 
 口に力をこめた。
 思いっきり舌をかんだ。
 口の中が生暖かくなる。
「ゲフッ……」
 痛みは、なかった。
「へぇ……自殺、か」
 奈々子ちゃんが私の頭から手を離した。
「あんた、案外勇気あったんだね。ニヒャ」 
 


270 2007/01/07(日) 21:01:48.56 ID:s936oG6t0
意識が遠ざかっていく。

無意識に手がポケットに伸びた。
冷たい鉄の塊。おそらく、……直ちゃんのヌンチャク。
思いっきり奈々子ちゃんの足目掛けて叩きつけた。
「……痛い!」
 その瞬間、奈々子ちゃんの体制が崩れる。
 視界が狭くなっていく。
 今、私に出来ることはなんだ。
 それはさ、ミキカ。自分に言い聞かせる。

 今ここでこの殺人鬼を倒して、桂湖と奈央の戦況を有利にすることだよ。
 私は立った。



271 2007/01/07(日) 21:05:41.06 ID:s936oG6t0
「……っ……まだやる気なのかい…」
 奈々子ちゃんは脛を押さえながらこっちを睨んだ。
「当たり前だ!!」
 叫んだら、何だか体が軽くなったみたいで。
 ヌンチャクを振り上げる。
 鉄と鉄の触れ合う音。
 奈々子ちゃんはサーベルで私の攻撃を受け止めていた。
「あなた、そんなに苦労しなくてももうじき死ぬのよ?」
「知ってる!!」
 ヌンチャクを力の限り振り下ろす。上下運動を続ける。
「私は!! お前を殺して死ぬ!!」
「……お馬鹿さん」
 
 突然、目の前が真っ暗になった。
 何も見えない。だけど聞こえる。
 
「さよなら、ミキカちゃん」
 【15人】



272 2007/01/07(日) 21:09:01.17 ID:s936oG6t0
<風流> 
 そして、あたしは思うわけだ。
 アヤナの武器がペレッタで助かった、と。
 そしてあたしはしみじみと思う。

 友達の武器で殺されるなんて、幸せじゃない?
 
 ミキカちゃんの死に顔は、安らかではなかった。
 そして、あたしが今一番みたい死に顔。
 裏切りもののチホちゃんを探さなきゃな。
 ニヒャ。ニヒャヒャヒャヒャ。

 視聴覚室の床の黄色い絨毯が、血で黒く染まっていた。



273 2007/01/07(日) 21:10:41.58 ID:s936oG6t0
<地味>
  
「で、その植木にあげたおにぎりは何だったわけよ」
「毒入りだよ? 決まってるじゃん」
 高橋の笑い声が空虚に響く。
 窓の外の街灯の光がトロフィーに反射して怪しく光った。
「……小松、お前案外悪い奴だったのか」
「え? 俺はこの殺し合いで生き残る為に頑張っただけだけど」
「そういうもんか」
 
 小松が突然たずねてきたときは少しだけ驚いた。
 なにせ、この部屋には誰もこないと思っていたからだ。
 一階の一番隅っこ、しかも普段は誰も訪れない。
 だが、奴はやってきた。笑顔で。



274 2007/01/07(日) 21:12:53.36 ID:s936oG6t0
「で、高橋。お前の武器はなんだ」
「……これなんだが」
 俺は小松に武器を見せた。……武器といえるがどうか。
「アイスピック……ねぇ」
 小松が苦笑いする。俺もつられて笑った。
「いや、あながち馬鹿には出来ないぞ。映画のバトロワでそれで相手を殺した奴がいる」
「え、あれってR15じゃなかったっけ?」
 小松は少しだけ馬鹿にしたように笑った。
 よく笑う奴だと思った。
「馬鹿、そんなのあってないようなもんだよ」
「……ったく、お前は悪いよな」
 


277 2007/01/07(日) 21:16:04.51 ID:s936oG6t0
<意外>
「前田。作戦変更」
 暗くなった廊下に、天才館入の声が気味悪く響く。
 あいつの声のトーンは少し高い。なおさら怖みが増した。
「……何すんの」
「栄光の間に突撃」
 館入は一つ壁を置いて存在する栄光の間を指差した。
「確か……あそこってさ、トロフィーとか置いてあるところだよね」
「ああ。で、そこに手ごろな奴らが居たからよ」
 手ごろなやつって誰だよ。
 そういいそうになったが堪える。
 館入の計算に間違えなど存在しない。
 館入は間違わない。
 奴についていけば、確実に生き残れる。そう確信している。



279 2007/01/07(日) 21:18:34.27 ID:s936oG6t0
「じゃ、行くぞ」
 館入はPSPをリュックの中にしまった。
 電源は付けっぱなしだった。
「電池切れないのか?」
「大丈夫。バッテリーをかっぱらってきてるから」
 改めて尊敬した。館入は無言で栄光の間へ歩いていく。
 
 微かに声が聞こえた。
 栄光の間から。
 
 嫌な予感が、した。
 多分……いや、違うだろ。
 小松友也の声じゃ…ない。空耳だな。たぶん。
 俺も館入の後を追った。
 


281 2007/01/07(日) 21:22:39.09 ID:s936oG6t0
<選択>
「……お前」
 ドアが開いたのに気付いた時はもう遅かった。
 トロフィーが軒並み崩れる音。
 そして一直線にこっちに歩いてくる足音。
「小松!」
 高橋の焦ったような声がした。俺も正直少し焦っている。
「高橋、俺に考えがある」
「何?」
「とりあえずお前はアイスピック持って入り口の方へ走れ」
「……お前、俺を殺す気か?」
 ったく、臆病な野郎だ。手持ちのおにぎりを投げつけてやりたい。
「良いから走れ!」
「……死んだら呪うからな」
 高橋が嫌々ながらも走っていった。
 よし。俺の仕事を始めよう。
 


282 2007/01/07(日) 21:25:54.43 ID:s936oG6t0
即座にトロフィーを入り口の方へ放り投げた。
何個も、何個も。
ものすごい音がする。案外トロフィーって重いんだな。
高橋の声。少しくらいの負傷は仕様が無いだろう。
相手がほんの少しでもひるめば、それで十分。
俺は先が剣のようになったトロフィーを持って入り口の方へ走った。

「小松! 早く来てくれ!!」
 息絶え絶えな高橋の声。
 ……一体、誰が来たんだ?
「俺じゃ一人が限界だ! 早く!」
 目を凝らすと、高橋の下に何かが刺さった死体が転がっていた。

 前田。



295 2007/01/07(日) 21:33:23.26 ID:s936oG6t0
……記憶たどりながら書くのって大変だな。


<過去>

 足の力が抜けて、その場にへたり込んだ。
 前田。お前……本当かよ?
 
 前田と俺は幼いころからの親友だった。
 マミとマタマ、小原と遠藤、そして前田と小松。
 3-2同性愛コンビとも言われたもんだ。
 正直、少し前田のことが好きだったかもしれない。
 あいつはいつも素直で、でもなんか意地っ張りで。
 馬鹿正直に物事を信じ込む。
 バレンタインに一度冷やかしでチョコを入れたときも、笑顔でこういった。
「友也、ありがとな! 俺チョコなんて貰ったことねーよ!!」
 
 そして、また人影。



297 2007/01/07(日) 21:36:39.10 ID:s936oG6t0
「使えない駒ってのは、要らないんだよね」
 聞いたことないような声。
 俺は顔をあげる。
 トロフィーを構えた、館入がそこに居た。 
 無表情。トロフィーに光が反射して色白の顔が浮かび上がっている。
「ま、あいつの価値ってのはPSP持ってた。そんだけだね」
「……あいつって…誰だよ」
 高橋が怯えて後ずさりしているのがわかる。
「あいつ? そこに倒れてる馬鹿のことだが?」
 前田の体を無造作に蹴る館入。
「小松……ここは逃げたほうが良いと思うぞ」
「お前ちょっと引っ込んでろ」
 
 決めた。決めたぞ前田。
 俺はここで館入を殺す必要があるみたいだ。



298 2007/01/07(日) 21:39:15.10 ID:s936oG6t0
「へぇ」
 館入は無表情のまま、話している。
「お前、人殺せたのか?」
「ま、そこそこには」
 何も考えるな。何も考えるな。
 全神経を館入を殺す為だけに集中させろ。
 トロフィーの矛先を館入に向ける。
 早く、殺さなきゃ。早く、殺さなきゃ。
 だが無意識にこんな言葉が口をついた。

「謝れよ」

「は?」 
「前田に、謝れよ!!」
 館入は一瞬表情を崩したがすぐに元通りの顔に戻った。



299 2007/01/07(日) 21:42:14.67 ID:s936oG6t0
「気が触れたか」
「謝れっつってんだろ!!」
 あー俺かっこ悪ぃ。なにやってるんだ。
 ただ向かい側の館入を殺せばいいだけなのに。殺せない。
「話すと時間と体力の無駄だということが今判明した」
 館入は一歩だけ後ずさりする。
「盗聴と普段の生活の様子から、お前は人を直接的に殺すことは不可能だ」
 そしてゆっくりと俺のほうへと近づいてくる。
「ほら、殺してみろ?」
 そうだ俺。あいつを殺せ。
 それだけで前田の償いになるんだ。さっさと殺せよ。
 殺せ。殺せ。
 
 体が硬直して動かない。



300 2007/01/07(日) 21:46:41.37 ID:s936oG6t0
「お前に殺しなんて無理だ、小松」
 瞬間、激痛が走る。
 体にトロフィーを投げつれられた。
 そう気付いたか気付かないかの間に、館入が俺の目の前に立っていた。
 そして、すばやく俺の、首を、絞める。
「前田の野郎、友也は大丈夫か友也は大丈夫かってうるさかったぞ。
 さっさとあの世行って報告してやってくれ」
 苦しい。
 前田に、俺が、できる事。それは何だ?
 さっさと死んで、前田と合流することか?
 うっすらと目を開けると、館入が少しだけ虚しそうな顔をしているのに気がついた。
「……し…ね」
 精一杯の声を絞り出したつもりだ。
 
 館入の締め付けが弱くなった気がする。
 


301 2007/01/07(日) 21:49:58.84 ID:s936oG6t0
「なぁお兄ちゃん。俺の存在忘れてただろ?」
 気がつくと、館入が入り口の方向へ吹っ飛んでいた。
「……小松。なんか知らないけど、俺あいつが憎たらしくなってきたよ」
 高橋が不適に微笑む。
 前田には、似ても似つかない。
 クラスの地味な奴ランキング1位を独走中。 
 そんな奴だ。高橋は。
 なのに、一瞬だけかっこよく見えた。気のせいか?
「……計算通り。ここでお前が俺に抵抗するのも全て計算通りだよ高橋」
 館入は、笑った。
 もう教室の中は真っ暗に近かった。



304 2007/01/07(日) 21:54:19.49 ID:s936oG6t0
「高橋。お前は人が殺せるか?」
「………あれ、お前人だったっけ?」
 高橋はわざとらしく大笑いした。
「お前さ、人間コンピュータだろ? 俺自作コンピュータ作るのが好きでさ。
 んで、出来損ないのパソコン分解するのは慣れてるんだ。一丁、お前を分解してみるかな」
「かっこつけたセリフを長々と」
 館入は入り口に手をかけた。
「じゃぁな。お前らがいつまで生きてられるか楽しみだぜ」
 そして慌しく廊下に出る。
 10秒ほどの間。
「……逃げたのか」
 高橋が呟いた。
 後に残されたのは、前田の死体。
 アイスピックが突き刺さっている。
「前田……」
 涙は、出なかった。
 前田が死んでいるという実感がわかない。
 修学旅行を思い出す。寝ている前田の顔に落書きをした。
 寝顔を写真にとった。その写真は今でも俺のデスクマットの中にある。



308 2007/01/07(日) 21:57:55.03 ID:s936oG6t0
前田を抱きかかえてみる。
まだ暖かい。
前田の顔を少しだけ触ってみる。
まだ柔らかい。

前田の心臓に耳を当ててみる。
音は、していない。
「……前田」
 返事は、しない。
「前田」
 返事は、しない。
「恭兵」
 返事は、しない。
「おい前田! 起きろ! 前田!! 頼む! 起きろ!!」 
 返事は、ない。
「………前田。頼む」
 返事は、ない。 

 その時、目から液体がこぼれた。
 泣いた。目から涙がとどめなく、零れ落ちる。



310 2007/01/07(日) 22:00:48.88 ID:s936oG6t0
 
 
 数秒後。
 
 俺は前田の隣で、死に絶えようとしていた。
 ありがたいのか、悲しいのか。
 何が起こったのか。わからない。 
 でもこれで、きっと、前田に、会えるはずだ。
 
 俺はもうすでに吹っ飛んでしまった手で前田の体に触れようとした。
 前田の体は、そこにはなかった。 
 あるのは、生々しい内臓だった。 
 良い。それが前田の一部なら。
 【13人】



314 2007/01/07(日) 22:05:18.45 ID:s936oG6t0
<緻密>
 爆弾を栄光の間に投げ込んだ後、一息つく。
 全て、計算通り。
  
 飛んできたガラスの破片が俺の頬を少しだけ切った。
 後で消毒でもしておこう。
 それにしてもバッテリーを爆弾に改造してしまった以上、PSPの電源が持たないかもしれないな。
 電源を切っておかなければいけない。
 おっと、その前に渡部のところへライターを強奪しに行くんだったな。
 教官室へ向かうか。
 
 ふと視線を下に落とすと、前田の首があった。
 あの爆弾、相当な威力だ。死体の首を廊下まで飛ばすとはな。
 ……それにしても。
 一息ついて、俺は立ち上がる。
 
 前田、幸せそうなツラしてるな。
  
 

自分のクラスでバトロワする妄想した奴ちょっとこい その6
  1. 2007/01/09(火) 02:41|
  2. ニュー速 VIP|
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